11月5日~7日、2003年秋冬に使用される革の展示会が、今年もボローニャで開催されました。一年後には靴やバッグとなって皆様のお手元に届くことになる革です。来年の靴選びのご参考までに、少し速報をお載せいたします。
全体的な傾向としては、均一な表面感のものは少なく、色が混ざり合うような、ムラ感(斑状)の強いものが多かったようです。1枚の革のなかに、色が淡くなったり濃くなったり、あるいは、違う色味が見え隠れしていたり、模様があっても濃淡がついていたりと、様々な形でムラになった感じを出していました。
型押しではワニが多く、それもツヤツヤしたワニではなく、乾いてカサカサした感じのワニでした。
一言で来秋冬の革の傾向を表すとしたら、やはり「ムラムラ」でしょうか…色なら、ブルー、グレー、ブロンズ…
こうした流行がどこまで日本市場に展開するか、定かではありませんが、 made in Italy の靴や流行のタイプの靴には、この感じをさせたものが多くなること でしょう。
シアンシューズも、この時代の匂いが感じられる革をセレクトしてきましたので2003年秋冬の商品の展開には時代性のある商品を提供できると思います。