先日のアンケートの実施で、質問が多かったことについて、少しずつお答えしていこうと考えています。
まずは、足が痛くて悩んでいらっしゃる方々、足のトラブルについて質問を寄せられた方々に向けて、このコーナーを設けました。お困りの方は一度ご覧になってみて下さい。
外反母趾について
■外反母趾とは
外反母趾とは、足の横のアーチと呼ばれる部分を支える靱帯が、伸びたり弛んでしまったため(開張足といいます。イラスト参照)、親指が小指の方へ大きく傾いている状態です。
開張足
外反母趾
■原因
遺伝によるもの、リュウマチ等の病気によるもの、足に負担のかかる環境因子によるもの、などが考えられます。これらの要素の複合でなることも多いです。
■靴選び
では、外反母趾の方々の靴選びは、どうしたらよいのでしょうか。 これは、外反母趾の進行状態によりますので、一言では言い切れません。
1. 変形が激しく、痛みも激しい場合は靴よりも手術による治療が必要です。
2. 手術まではいかなくてもかなりひどいと感じられる場合は、それを軽減させる機能を持つ靴が必要でしょう。調節用のインソールを備えているため一般の靴よりはヒールも低く、太く大きく見えますが、おしゃれより外反母趾の軽減の方が大切と考える方には専用のそうした靴が良いかと思います。
3. 外反母趾になっているまたはなりかかっているが、強度の痛みではないという方は、そうした足と靴の関係による弊害をふまえて開発された、当社の製品VALGUSがお薦めです。
VALGUSの工夫
- 木型
- 足趾を痛めないように、ゆったりしたトゥ形
- 中底
- 踵のくぼみが足をしっかりホールド。
踏まず部分のアーチが足の前滑りを抑える。 - パット
- コブの部分に柔らかなパット使用で、外反母趾にやさしい。
ヒールも少しは(30mm~40mm)あるので、見た目にもおしゃれです。 また、足の前滑りを抑える工夫をして、外反母趾を促進させない作りになっています。さらに、母趾球の部分のパットは痛みを軽減し、大きく出っ張った母趾球の形を目立たせず、綺麗に見せる効果もあります。
タコ、ウオノメについて
■タコとウオノメ
タコは皮膚の表面が刺激により厚くなった状態です。
一方、ウオノメは核があり、核が深部に向かっているので強い痛みがあります。
■原因
タコもウオノメも外反母趾で触れた開張足などが原因で、足の柔らかい部分にいつも刺激が加わり、皮膚が防御反応で厚くなってしまったために起こります。
■治療
タコなら削るだけでも治りますが、開張足が原因で皮膚に刺激が続いた結果のタコですと、再発する可能性が高いです。
ウオノメは自分で処置することも可能ですが、核が深いので、細菌が入ってしまう危険あるので、注意しましょう。
巻爪について
巻爪とは、爪がイラストのように巻いている状態を言います。
深爪などが原因でなることが多いです。巻爪も痛みがある場合と、あまり無い場合がありますが、痛くないうちに早めに治療をした方が良いでしょう。