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みなさんのお履きになっている靴の革、何の革が使われているか、ご存じですか?意外とご存じ無い方が多いことと思います。
今月も、革についてのよもやま話を少々。


先月、狂牛病についてふれましたが、今月は更に問題が大きくなりましたね。とうとう大臣がテレビに出て、焼き肉を食べつつ主婦から質問を受けていました。速やかに安全に終息することを祈ってやみません。

牛肉の心配はさておきまして、革のお話に戻りましょう。
牛の革にも色々な種類があります。「え、牛っていろいろあるの?」と思われるでしょうが、その成長段階に応じた、つまり、大きさですね、これが種類の一つです。今月は中でも美しいといわれる「カーフ」についてご説明いたします。生後6ヶ月以内の牛の革を「カーフ」と呼んでいます。子牛ですから、肌目も細かく綺麗です。成牛より、革自体も薄いです。艶もあります。ですから、高級な婦人靴にはぴったりな素材です。牛も人間と同じです。若いときの美しい肌合い・・・これがカーフです。牛の革の中でも「カーフ」は適度な大きさと、色艶美しさも兼ね備えているので価格も最高級です。
靴の種類やデザインにもよりますが、「カーフ」が使ってあれば、なかなか良い靴だと思ってよろしいのではないでしょうか。
ちなみにシアンシューズの靴は、型押しや特殊素材を除いて、スムースの甲革は殆どが「カーフ」を使用しています。ぜひ、一度お試しください。

次回は同じ牛の「ハラコ」についてお話しいたします。